海に囲まれている北海道は海釣りが人気ですが、海だけではなくその広い土地には多くの湖もあり、淡水魚釣りも人気となっています。
その中でも今回は屈斜路湖での釣りについて取り上げてみましょう。
🐟屈斜路湖で釣れる魚の種類
屈斜路湖は北海道の東に位置する国内で最大のカルデラ湖です。
ロケーションも良く、釣りスポットというだけではなくキャンプやカヌーイングなどを楽しめる場所としても知られています。
そんな屈斜路湖ではいつくかの種類の魚が釣れるため、いつも釣り人で賑わっています。具体的には以下のような魚種になります。
ニジマス(レインボートラウト)
ニジマスは別名レインボートラウトとも呼ばれている淡水魚です。
個体差もありますが、「ニジ(虹)」「レインボー」というだけあって、虹色のきれいな線が入っています。
全体のシルバーメタリックに光る魚体が美しいことでも有名です。
もともとは外来種ですが、北海道で野生化しています。
淡水魚の中では味が良くムニエルや塩焼き、刺身として食べられています。
ヒメマス
ヒメマスはニジマスを狙っているときに釣れることがある魚で、マス・サケ類の中では最も美味と言われています。
サケ目サケ科の一種ですが、海には出ず淡水で一生を終えます。
アメマス
アメマスは北海道や東北に生息しているイワナ属のトラウトです。
淡水域に生息するものはエゾイワナと呼び、降海型のものをアメマスと呼びます。
降海型のアメマスは、エゾイワナに比べると大型のものが多く、70cmオーバーも珍しくありません。
ウグイ
ウグイは体長30cmほどの細長い淡水魚です。
北海道から九州まで広く分布しており海岸で釣れることもあります。
餌釣りでもルアー釣りでも釣ることが可能です。
イトウ
イトウは日本で最大の淡水魚で、大きいものだと2メートルを超える個体も存在します。
現在生息しているのは北海道だけとされているため、イトウを狙って北海道にくる人も多いようです。
それだけ大きなイトウですので、重さもかなりあり歯も鋭いため難易度が高く、釣りがいのある魚です。
🎣屈斜路湖でのタックル例
屈斜路湖では前述の通り数種類の魚を釣ることができますが、ほとんどの人がニジマスを狙って訪れています。
そんなニジマス釣りにはどんなタックルが良いのでしょうか。一例をご紹介します。
ロッド
ロッドは長さ7.0〜9.0フィートほどのものがおすすめ。
イトウを狙うのであれば9フィートほどでパワーのあるものを選びますが、ニジマスがメインであれば7〜8フィートのものが使い勝手が良く、十分でしょう。
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リール
屈斜路湖では大物が釣れることもしばしばあります。
そのときの事も考えると、リールは最低でも1万円以上のものを選ぶ方が無難です。
もちろん高いに越したことはありませんが、この価格帯のものでもドラグ性能が比較的良いため使用には問題ないでしょう。
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ライン
ラインの太さは細すぎないほどのものを選びます。
ニジマスは大型のものほど歯が強靭で鋭いため簡単に噛みちぎられてしまうからです。
具体的には1.0〜1.5号ほどのものでPEラインがおすすめです。
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ルアー
屈斜路湖のニジマス釣りではルアー釣りが一般的です。
スプーンやミノー、トップウォーターなど幅広いルアーで釣ることができますので、状況や環境によって使い分けるために数種類用意しておきたいところです。
定番のスプーンは表層からボトムまで幅広い層を狙うことができ安価ですので、初心者にもおすすめです。
夏に釣りをする場合は、虫が多い時期に合わせて虫の形をしたルアーを使うのもいいでしょう。
冬には魚の活性が落ちてくるため、アクションが大きく出るプラグ系のルアーやバイブレーションが効果的です。
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⚠屈斜路湖で釣りをするときの注意点
基本的に屈斜路湖には漁業権は存在しないためルールは厳しくなく、比較的自由に釣りができるといえます。
カヌーやボートの使用ももちろん可能です。
屈斜路湖での釣りはなかなか釣果が上がらないと言われることがしばしばあります。
ですが、屈斜路湖は広い湖ですので、陸ばかりではなく水上からアプローチすることで狙える範囲がグッと広がり、釣果を上げられる可能性が高まります。
さらに釣りを楽しむことができますね。
ですが、ルールは厳しくないといってもごみを持ち帰る、汚した場合は清掃して帰る、キャッチアンドリリースなどの最低限のマナーは守り、ほかの釣り人や環境に配慮して気持ちよく釣りを楽しみましょう。
🦕まとめ
北海道での釣りは他の地域に比べて特別な印象があります。
釣れる魚種もそうですし、それらの魚にあったタックルも特別に用意しなければならないこともあります。
ですが、それも釣りの楽しさといえます。
まだ北海道で釣りをしたことがない方は一度試してみてはいかがでしょうか。