今回は北海道オホーツク海、通いなれた常呂沖でタラ・ホッケ、ソイ等の根魚をメインに狙います。例年オホーツク海は、10月後半から低気圧の影響を受けて出船率が下がり
、12月の中旬にはほとんどの遊漁船が船揚げとなり、シーズンが終了します。寂しいけど、今シーズン残り何回船に乗れるでしょうか・・・・・
まずは準備。いつもそうですが、まずは釣行日を決めて、船宿とホテルを予約。この時期は特に自分の予定と波・風予報をちょくちょく見ます。そこでよく見るサイトがこれ、
「GPV気象予報」あくまでも参考程度ですが、これみて、自分のスケジュール見て、そして釣行日を決定します。
その後に波風ひどくなって出船中止はしょうがない。自然にはかないません。地元なので移動は全て車。この時期峠は雪がちらほら、タイヤはスタッドレスが安心ですが、自分はまだ夏タイヤ・・・ヤバいか???峠の道路状況も随時チェックします。それでも今回は飛行機・レンタカー・発送、そんなのないので楽チンです。とは言え年内の貴重なジギング、出来るだけ集中力を維持するために「じゃらん北海道」でホテルを
予約。GoToトラベルで割安に泊まれるので利用しやすくなりました。 あとは忘れ物をしないよう、車に荷物を積み込んで準備完了です。 釣行前日、まずは移動。路面状況も大丈夫そう。それでは「 いざ!出発 」常呂沖近郊の街、網走到着、船の出る常呂漁港近くの宿泊施設は、今1軒しかないらしく、そこはもう満室。それなら車でせいぜい30分の網走に泊まります。毎回行った先での「食」も楽しみです。今回の食事は「KIYOMASA」さん。美味しかったです!お酒と食事でいい気分になってホテルに戻りました。翌日に備えて就寝です。 釣行当日、もう日の出が遅いので集合時間もゆっくりです。ホテルを出て外気温を気にしますが、意外にあったかい。こりゃ助かります。そしていつも通り漁港に行く途中のコンビニでホットコーヒー買って、警察に止められないように注意しながら車を走らせ漁港到着。
出発時の常呂港周辺 朝焼けがきれいです!
今回の船宿は常呂「星流丸」さん。いつもお世話になっている遊漁船です。今年は初挑戦のウトロの鮭ですっかりお世話になりました。鮭でもジギングの自分はタコベイトの仕様からジグの動かし方から、色々教えてもらいました。教えてもらった通りにやると、これがまた釣れるんです。そんなジギングでもサビキでも、手巻きでも電動でも、どんな釣りでも的確なアドバイスと釣果を得られる頼もしい遊漁船です。
漁港到着とほぼ同時に船を岸壁に寄せているのが見えました。船のすぐそばに車を着けて道具を下ろし、車を戻して自分の準備も終わらせ船に乗り込みました。今回の釣りは沖五目、予想する水深はタラで約130m、ホッケで50m前後でしょうか?130mで使う自分的メインタックルは電動です。昔は水深130mでも手巻きで頑張ってましたが最近じゃさすがにつらくて電動にしちゃいました。それとホッケ用に手巻きベイトが1本、共通予備として手巻きベイトがもう1本。タックルとしてはこんな感じです。
■タックル1[電動、タラ・ホッケ]
・シマノ ゲーム/タイプスローJ/B66-3 JIG~260g
・シマノ フォースマスター601
・シマノ タナトルX4 2号-300m/フロロ40LB
■タックル2[手巻きベイト1、ホッケ]
・ヤマガブランクス シーウォーク/ライトジギングB66ML JIG~120g
・シマノ バルケッタFカスタム151
・ホッツ スロースタイルX8 1号-300m/フロロ20LB
■タックル3[手巻きベイト2、タラ]
・マングローブスタジオ ブルーアイアスB642/TZ
・シマノ オシアジガー1501HG
・シマノ タナトルX8 3号-300m/フロロ50LB
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船に乗ってそれぞれのタックルの準備を終わらせ、遠征には持って行かなかった探検丸もセットします。電動リールのフォースマスターって、液晶画面に探検丸と通信して水深・地形が表示されます。さらに設定すれば誘いまでしてくれるらしい。こりゃスゴい、けど、自分には使いこなせない。せっかくの多機能も水深の確認くらいしか使いません。宝の持ち腐れです。
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そんなこんなしながらも約30分程度で最初のポイントに到着。探検丸に表示されてる水深は55m、ホッケです。まずは確認も兼ねての電動タックルから。毎回の事ですが、周りの方々は仕掛けが多いけど自分はジグ。結構重めのジグを結びます。周りと絡んでばかりになったら楽しさ半減しちゃいますもんね。そんなそんな迷惑も掛けれません。最初のジグ投入。この時間、潮止まりに近いからか潮が緩いみたいで、まずジグは200gのフォールが早いタイプを使いました。底を取って根掛かりに気を付けながらリールも巻かずにジグを上下します。早速ホッケが釣れました。そこそこ大きいほぼメガサイズです。なかなか好調なスタート。その後も同じようにホッケを狙いますが、この日はホッケが濃いみたいです。ジグが着底する前にhit、Hit、HIT。1キャスト1キャッチ状態に突入しました。順調に数を伸ばしますが、最初のメガサイズ以降チビちゃんばかり、周りも同じサイズです。基本、どんな魚、どんなサイズでも血抜きしますが、さすがにやってられません。チビッ子はリリース。ホッケのお土産は十分なので狙いはメガサイズへ。何度かポイント移動と船の流し直しをしながらホッケを釣りますが、中ホッケのポイント、チビッ子達のポイント、結構差が出ました。魚の群れって、そんなもんなのでしょうか?
釣れたマホッケたち。顔がかわいい
そうこうしていると、船長から「タラ行きます」とアナウンス。竿を上げ、沖に向かって船を走らせます。みなさんホッケのサビキ仕掛けからジグ・シャクリへと変更してますが、自分は今回タックルを複数準備したものの、ホッケの最初に確認した電動をずっと使い続けてしまい、結局深場のタラなのでそのまま電動使用、ジグだけ重い500gに変更して沖のポイント到着を待ちます。過去の記憶では軽く30分以上掛かったような?いつもポイント移動は寝て待つタイプなので、船の減速で目覚ましにして起き上がり船長の「いいですよ~」のアナウンスを待ちます。が、しかし、アナウンスされたのは目指した沖のタラポイントは、先に行ってる他船からの情報で相当潮が早いらしいと言う事。錘が着底できないほど潮が早く釣りにならないみたい。同船された方の「そんじゃホッケに戻ろう」との声で、さっきまでいたホッケポイントへ船を戻すことに・・・
残念・・・無念・・・タチ・・・タチ・・・タチ・・・うん、しょうがない。
次のポイント到着まで、またしてもジグを入れ替えますが、フックの付いたさっきと同じジグ。まぁ釣れてたし、面倒だし。リール・ロッドもそうですが、これが本音。自分、きっと横着なんです。毎回ジグ多め、タックル多め、船には無駄に多く持込むけど、結局たいして使わない。いつもしっかり厳選したタックルを持込めたら重い荷物の持ち運びも減っていいのになぁ~と思います。
◇左 中 持っていたジグ類 フック、タコベイトは全て自作
結局まだまだ経験が足りないのでしょうか?性格なのでしょうか?いつかは厳選したタックルで身軽に挑めるようになりたいと思います。 そしてホッケポイント到着。ジグ投入。あらら、さっきまでいたホッケが釣れません。周りのサビキの方々は早々に釣ってます。うーん、なんだろ?棚?ジグサイズ?アクション?ちょっとづつ試した結果、確かかどうかはわかりませんがアクションだった感じがします。移動前より少し潮が動き出したせいか、ちょっとジグが動き過ぎてる気がしたので、もうちょっと重い250gに変更。そしてロッドの振り幅を少なくしました。それが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、またホッケが釣れ始めました。この時にフックもチビッ子ホッケが掛かりづらいであろう大きめにして、さらなるメガホッケを求めます。しかし残念ながらこの日はジグ・フックサイズに関係なくチビッ子ホッケ祭り、またまたリリースしながら釣り続けてると、たまに小タラ。一日中こんな感じでした。
そろそろ帰る時間です。船長のアナウンスで港へと戻ります。いつも通りタックルを片付けて寝ながら港への到着を待ちます。多分今シーズン最後になるだろう五目ジギングも終了です。今年のオホーツクはブリの回遊が少ない代わりなのか、黒マグロがザワザワしてたようですね。イカも多少釣れたんでしょうか?五目はいつも通りだったようですが、自分は物足りない感じです。なんだかんだ言って、今年はやっぱり鮭ジギングの年でした。ひじょーに難しい!タックルの選択もジグもタコベイトも、どれも全部手探りでした。それでも来年に繋がるものは見出せた感もあったので、それはそれで楽しみが増えた気もします。いつも思う事ですが、お魚釣りはその時その場所その状況、そしてそこにある道具、目の前にあるものの中で色々と考えて、答えを出して、やっとお魚さんと出会えるものかと思います。結局は悩む、答えが出る、出なかった、これが楽しくてずっと続けてる気がします。また来シーズンも悩むんです。むしろ今も悩んでます。スタートはサクラマスの予定。
ふむふむ、やっぱ楽しいですね!お魚釣り!
港に到着しました。船から道具を上げて車に載せます。同船されたみなさま、今年もお世話になりっぱなしの船長、みなさんに挨拶を済ませたらとうとう帰宅です。ちょっと寂しい気持ちになりますが、それはそれ。まずは楽しいこと考えましょ!あぁ、ワカサギがもうすぐだ!
持っていったクーラーボックスはダイワ ビッグトランク2 SU8000
持っていったジグたち
完
投稿 ただのおバカ