つりぐ買取ドットJPの東京地区担当ライターのメイフライです。 主に北海道でフライフィッシングを楽しんでいます。
昨年8月台風に襲われ川筋がまったく変わってしまった十勝の川もようやく復活してきたと思ったら、今回の台風18号で再び大雨に襲われました。美生川や猿別川なども氾濫したようで、十勝の川は再びミルクコーヒー状になってしまいました。今年のシルバーウィーク、釣り人にとっては最悪ですね。濁りが消えるのも10月いっぱいかかるかもしれません。
こんな時は、濁りを避けて上流域にいかなればなりません。ところで、この上流、中流といった場所とトラウトの存在が、北海道と本州ではまったく違っているのをご存知ですか?本州では中流でルアーやフライを振っても、釣れるのはせいぜいウグイぐらいです。ところが、北海道では中流域にもトラウト類が存在します。
帯広市内を流れる十勝川でもゴルフ練習場の横で40cm近いニジマスが釣れます。空の玄関口、千歳空港のある千歳市でも街の真ん中を流れる千歳川でブラウントラウトが潜んでいます。これは、緯度が高い分、気温、水温が低いせいで街中にもトラウトが棲める環境があるのです。
さすがにイワナ、ヤマメ類はもう少し上流の方に棲息していますが、それでも標高の高い上流にいかなくてもいます。オショロコマも十勝から道東方面にいます。本州でイワナ、ヤマメをルアー、フライで釣っていれば、北海道に来るとやはり上流域に行きがちですが、実はそんなに山の中に入らなくても、トラウトがいます。
さらに中流域にいるニジマス、アメマスなどは、豊かな流れの中で育つせいか、50cmから60cmとビッグサイズが大きな淵に潜んでいるのです。街中から近い場所にいるモンスターが狙えるのが、北海道の釣りの魅力です。
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